京王線というプレイリスト

うわあ、この曲すっごく聞いたことある。なのにまったく曲名思い出せない。

あるCMを見た時、そう思った。
洋楽で確実に聞き覚えがある。このしっとりとした曲調は絶対に数年以上にわたって自分好みで、なのになぜか思い出せない。曲名はRoundなんとかだったような…。
英語のヒアリング能力もほぼなく歌詞では検索できない。アプリでふんふふふふふんふんと歌ってみたけど出てこない。頼むよ、私の恥かき損になっちゃうだろ。
記憶をたどりにたどって何年前かあたりをつけて、そしてついにつけるに至ったのだ。iPodを。

iPodは私が高校1年の頃から使っており、社会人数年目まで使っていた。
かなり年季が入っていてiPod nano 4GBとかそのくらいだ。壊れては渋谷のApple Storeで直してもらっていた。継ぎ足し継ぎ足し秘伝のタレ方式でずっと使っていた。
使わなくなった理由は単純で、iPhoneの音楽アプリで足りるなと気づいたからだった。充電面倒だし曲入れるの手間かかるし…と思って、いつしか今まで5、6年放置されていた。

iPodをつけるにはまず充電から始まった。幸い充電ケーブルもありスムーズに充電できた。
つけると奇妙な感覚におちいった。画面、思ったより小さい。ホイールの操作ちょっとめんどくさいな。などなど。記憶が美化されていたみたいだった。
くるくるしながら検索すると、やっぱりRoundなんとかでは出てこない。悩みつつ見てみると偶然見つけることができた。
Foster The PeopleのPumped Up Kicksだった。曲名まったくちがった。だけど聞くと、あーそうそうこれ!Pumpea Up Kicks言うてますわ、となった。

スッキリしたついでにiPodの曲をあさってみた。当時の好きな曲とかなんだったっけ、という軽い気持ちだ。
トップ25などを見てなつかしんでいた私の目に飛び込んできたのが、「京王線」というプレイリストだった。
ずいぶん前にも書いた通り、私は京王線の通学、それも特に帰り道が好きだった。そんな帰り道に聞きたい曲、というコンセプトで組まれたのがこのプレイリストというわけだ。
せっかくなので見てみると、メロディがまったく思い出せない曲があった。聞いてみる。うわっこの曲か!となる。
その繰り返しで気付いた。
このプレイリストめっちゃ辛気くさっ!と。
Alicia KeysのIf I Ain't Got Youがあり、鬼束ちひろの流星群があり、ひぐらし対象aがあり、aikoの悪口がある。とんでもないラインナップだ。
今もまあまあ根暗な私だけど、当時はもっと輪をかけて根暗だった。そりゃそうだ、京王線の誰も車両にいない夜の帰り道が好きなんていうから、陽キャであるはずがない。
これでも進化したんだなぁ…としみじみした。大学生の頃は本当に生きづらいと思っていた。よかった。

音楽は私が思うよりずっと生活に染み込んでいて、いろんな曲を聞くごとに一番聞いていた頃のことを思い起こされる。aikoの悪口は高校推薦で上手く答えられなくてへこんでいた頃によく聞いていて、だから人生の半分以上好きということになる。震える。
そうやって苦楽をともにした思い出があるのはいいことだな、と思った。

とりあえずiPhoneApple Musicに京王線プレイリストをできる限り再現した。今度、夜の京王線に乗ってみようと思う。

雑記(2月早すぎでは)

新年一発目のブログを書こうと思ってたら2月も半分がすぎました。早すぎない???
ほんとに怒涛の日々だった。

1月になって私の担当の派遣さんがやめた。
私は1年以上その派遣さんの出来のよくなさに悩み苦しんでいたのだけど、フタを開けてみればけっこう重めの事情があり、どうにもならずやめることとなった。
そういう事情があるのを知らなかったとはいえ出来なさに嫌いになりかけてたこと、そういう事情を聞ける仲になれなかったこと、いろんな要素で嫌になった。あと単純にそのあと派遣さんに見てもらってた伝票が100%自分のところに来てつらかった。
1ヶ月以上経った今ではしょうがなかったとわかるけど、働くのってむずかしい。

2月はシステムの新機能(ほぼ別システム)導入と新派遣さん着任で死ぬほど忙しい。
出社時は毎日20時以降に帰ってる。おかしくない?12時間も会社にいたくないわ。
作業打合せ問合せ対応派遣さん指導で始業からお昼までトイレにも行けないことが多い。気づいたら定時だし、そこからまた気づいたら18時半って感じ。
派遣さんはめちゃくちゃ優秀で、このまま行くと私はかなり楽になると思う。ただ1年目の子と同じタイプなら途中でしんどくなると思うので、継続して注意して見てあげないといけない。
システムはほんとにもう、同じシステムと思えないほど既存の機能と勝手が違って困る。なんとかするしかないけどね。
アドレナリン出てる時は頭がすごい回ってて、意見もかなり的確に言えるし先輩たちにもそれが通用している感じがする。ここにきて一歩成長したような。

5月でこの部署に来て丸4年が経つのだけど、いまだに異動のきざしがまったくない。なんなら仕事が増えていってる。人から引き継いでいる。おかしい。
入社した時、うちの会社は7年で3部署回りきる(最近の新入社員は10年で3部署と聞いたらしい)のが目安と言われてて、その中で今年丸7年を迎える私はまだ2部署目の途中だ。おかしくない?主任になる前に3部署目行きたかったんだが。
10数人いる課の中でも今や2番目に在籍歴が長く、私より先にいる副課長は異動の兆しが見えている。いや待ってくれ、おいてかないでほしい。
この部署に来てから約20人の異動を見送っている。見送る一方で私はまったく出ていけない…いつなんだ…。

ついに付き合って1年が経った。
控えめな山あり谷ありの1年、寂しがらせる一方の申し訳ないお付き合いが続いている。
このままでいいのかなと思いつつ、なんやかんやここまで来ている。
彼のいいところは怒ったりイライラしたりしないとこだ。私は隠そうとしながらもイライラしているので、相手のイライラしないところにとても安心する。
またこれから年月を重ねていきたい。


スタバが家の近くにできる。
空き地に小さめの商業施設ができる、しかもユニクロguが入る、と聞いていてそれだけで我が家は沸き立っていたのだけど、カフェが何かしら入るということでその店の予想にさらに湧き立った。
私はタリーズとかいいな…と思っていたけど、予想を覆してのスタバらしい。
あんな土地にスタバが来て長持ちするのかは謎だけど、せいいっぱい歓迎したいと思う。
あとタリーズはパンケーキめちゃくちゃおいしいのでぜひ食べていただきたい。

「持ち物にすごくこだわってるよね」と言われたことがある。
そんなつもりはないけどたしかにそうかもしれない。
たとえば、私は胃だか胸だかがよくなくて、味や匂いによってはすぐ気持ち悪くなる。
体調の悪い日は甘めの香水のにおいで死にそうになるのだけど、今愛用してるやつはそんな時でもつけられるサッパリしたにおいのやつだ。
ショルダーバッグもポケットやらサイズやら重さやらに迷いすぎて、なかなか新しいものが買えない。仕事用のリュックも同様で、ようやく今日新調したところだ。
こだわりがあるのかもしれない。いや、きっとそうなんだと思う。

推しの事務所の社長が新曲を出した。
本人がプロデュースしているとある番組のテーマ曲で同名のタイトルなのだけど、YouTubeに上がっている動画を見て衝撃を受けた。
その曲に合わせてみんなで丸くなって思い思いに踊るという、言ってしまえばそれだけの内容なのだけど。
みんなめっちゃくちゃ楽しそうなのだ。
大の大人たちがあんなにただひたすら楽しそうなところ、久しぶりに見た。
私は仕事やら何やらで、楽しいこともあるけどいろんな打算や義務にまみれてすごしていて、純度100%の楽しいでいることってほとんどない。
そんな私にはあの動画はまぶしすぎた。
ちょっと元気をもらった。ありがとう。

雑記(12月の来る速さに震えながら)

もう前回から1ヶ月経ってる…。
怒涛の日々だった。

とりあえず姉たちの里帰りは終了した。
帰る当日、私は出かける用事があったので「帰ったらもういないだろうな…」と後ろ髪どころか全毛髪引かれながら出かけたけど、家に帰ったらまだいた。だろうな。
晩ごはんを食べ帰る姉たちを見送った翌日。
姉から「17時までマンションが断水だから、保育園のお迎え後お邪魔していい?」とのこと。
さすがであった。

姉たちが帰り時間が空いたのでやっとこ部屋掃除をした。
部屋がキレイになると心がちょっとすっきりする。部屋の乱れは心の乱れなのか。
このキレイな部屋を何とか保っていきたい。まずは洗濯物を毎日しまうところから…。
そういえば片付けしながらW杯の日本スペイン戦Abemaで見逃し配信を聞いてたけど、めっちゃ面白かった。
耳だけでもなんとなく試合の流れがわかるし、何より解説が面白い。
最近スポーツって解説のおもしろさが布教として大事な気がする。去年のオリンピックのスケボーといい。

最近無料公開がとても多くて困る。
読んだのはヒロアカ、コナン、BLEACHか。
ヒロアカは読んだけどnot for meだった。絵も展開も素晴らしくて、できることなら好きになりたかった。勝手ながら応援だけしている。
コナンの90巻無料公開はなんとか食らいついた。もう無理かと思った。マンガを義務感抱えながら修行のように読むことってあんまりないよね。
コナンがすごいなと思ったのは、長期間の連載で少しずつ時代に合わせているところ。FAXがいつのまにかスマホになり、車の窓の開閉もハンドルからボタンひとつになっている。そういうのをほどよいタイミングで取り入れる上手さがあった。あと登場人物の名前の由来を考えるのが好き。
BLEACHは第一弾を途中までしか読めなかった。そもそも30巻くらいまでは追ってたから知ってるのだけど。
当時は展開遅いな…と思っていたけど今通読するととにかく面白い。尸魂界篇は悲鳴が出そうに面白かった。死神代行消失篇は読んだことない(のにネタバレ読んだから知ってる)けど、今から楽しみだ。

体力が戻らず本当に大変だ。
仕事の残業がつらく、定時中の集中力もなく、もうだらだらのだめだめだ。
仕事やめたい…となっている。
福利厚生面は相当いいのだけど仕事内容が合わない。後輩には「市役所の窓口かパートやってそう」と言われた。彼氏も昔公務員っぽいと思っていたらしい。
自覚はないが面倒見がいいらしく、後輩の教育なりそういう仕事をした方がよいみたい。でももう何もしたくないしパートが魅力的すぎる。

そして何より派遣さんがもう無理だ。本当にやばい。
1年かけて大切に教えてきたのに、どうしてこんなに…と思う。ここまで来たら向き不向きという根本的なレベルだ。
情報の整理が苦手なんだと思う。仕事を教えてもメモは取れないし、あとで見返せないような取り方しかしていない。最終的に私が「これ言うからそのままメモって!」と整理してしゃべったくらいだ。
もう…難しい。仕事のできるように育ててあげたかったけど私には力不足だった。
派遣さんなので契約更新の話があり、近々更新終了してしまうと思う。さびしいけどそういうものだよね。

今年1年を一文字で表すなら「怒」だったと思う。
いろんなことに怒り、許容範囲が狭くなり、もう何が何だかという気持ちだ。仕事中にふざけて「許せん…」と言うこともある。まあまあ本気だ。
人間どんどん許容範囲が狭くなり、ついていけるものが少なくなっていく。老いを感じる。「人間」だと主語がでかすぎるので「私」とした方がいいけれど。
SNSの定着によって人は他人が何をして考えているかがどこまでも見えるようになってしまった。きっとSNSがなければ、井の中の蛙みたいに狭い世界で自分の偏屈さに気づかずぬくぬく幸せにやっていけただろう。今からでもそうならないかな。

雑記(この3週間くらい)

生きてます。なんとかかんとか。

この3週間、すっごかった。
甥っ子は平均の倍のペースで体重を増やし、顔がもちもちしてクレヨンしんちゃんの輪郭みたいになってきた。起きてるときはとにかく静か、寝てる時の方がきゅうきゅう寝言でうるさいくらい。
この子のすごいところは、ドライヤーしても起きないところと姪っ子がわーわー言ってるときは静かなことだ。お姉ちゃんのこと気づかってるのかな。助かる。

姪っ子といえば、姉出産から3週間ほど保育園を自主休園していた。胃腸炎やらコロナが流行っていて、移ったら我が家が終わってしまうので。
ただ、そのせいで保育園行きたくないとだだをこねるようになってしまった。
すごいのだ。保育園から帰ると同時にずーーーっと言ってる。3日で100回は聞いた。粘り強さと諦めなさは100点満点。
姉にはしつこいと言われ、保育園のこと言わないって約束したよねと怒られ、それでもなお言う。
理由としては2つあって、1つは昼寝中同じクラスの子のいびきがうるさいかららしい。そんな小さいうちからいびきうるさいことある?鼻風邪ひいてるらしいけど。
もう1つは、姉がいなくて寂しい、と。

この話、とても根深い。今年は姉家のコロナと姉の出産で何週間も姉から離れていたし、かと思えば自主休園で3週間ずっと一緒にいて、でもちびすけがいて自分は一番じゃないし、とかなり大変なのだ。
最近なぜか姪っ子からのご指名でずっとお風呂をご一緒ささせてもらっているのだけど、そのときも話している。こないだは20分間ずっとその話だった。私根気強くない?とにかく自分を褒め称えたい。
私相手なら落ち着いて保育園のことを話せるらしく、姉夫婦はもう私に任せる方針になったらしい。そんな責任重大なこと当事者に黙って決めないでくれませんかね…。
私としては、姪っ子は小さいのに誰よりも我慢しているので、なるべくたくさん話を聞いてあげたい。そんな私ならって言われたらなおさら。
今日なんか、保育園もうちょっとがんばろうか、と言ったら「もうがんばれない」と言っていた。胸を突かれた思いだった。こんな3歳の子が、もうがんばれないなんて言うの、すごくない?本当にがんばり屋さんで尊敬だなと思った。大事にしてあげたい。

私といえば姪っ子風呂に入れたり、甥っ子にミルク飲ませたり、テレワークの日は姉の保育園送り迎え中に甥っ子を仕事の片手間で面倒見たりしている。こないだのテレワークの日なんか、朝昼おやつの3回ミルクをあげた。乳母か。それなりに活躍させてもらってる。姉や母には及ばないけど。
あと、母と姉においしい飲み物を差し入れしている。
姉のごはんの要望を聞きたくて食べたいもののリクエストを聞いたら、おいしいジュースかな、と。コンビニスーパー駆けめぐってかき集めましたとも。母の好きなウェルチも買いましたとも。二人ともあんなに喜んでくれるとは思わなかった。ちょっとした贅沢はQOLを上げる。
そんな様子だから、仕事中はかなり放心状態だ。最低限の動きで何とか。今は個人的に閑散期でよかった。
でも、時折むなしくなる。

もうがんばれない。姪っ子の言葉、すごく沁みた。身につまされたというか。
自分の子じゃないのにこんだけがんばって、家の中少しギスギスして、自分の自由時間減って。
私は母姉姪っ子に比べたらそんなにがんばってなくて、だけど私のキャパとしてはまあまあいいとこまで来てしまってる。こないだの昼寝、よく覚えてないけど冤罪にあう夢を見た。夢占いできないくらい最悪だわ。
姉には私が実家にいるうちで助かった、と言われた。私はそのとき内心ちょっと怒ったし、そのあと罪悪感でいっばいになった。早く実家を出ればよかった、なんて考えてたから。
けど自分が出産したときにはこういうリベロみたいな立ち位置の人いないし、姉がうらやましい。
こんなとき、大変さがわかるけど自分より大変じゃない人に自慢したくなる。すごいでしょ、がんばってるでしょって。正当に評価してほしくなる。

最近無性にむなしくなるのだ。
疲れやすくなったし、新幹線で酔うようになったし、仕事は身が入らないし。仕事もなんとなくこのままずっと続けて、定年か嘱託まで働くのかななんて思ってる。
先輩が「入社したときこの生活が何十年も続くなんて地獄かと思った」って言ってたけどほんとそうだわ。
先が見えないのに自分の先の人生みたいなことを味わって、いつまでこうしていてこの先どう変わるんだろうって思う。
急に誰も知らないどこか遠くへ逃げ出しちゃいたいよ。わからないけどさ、人生なんて。突然何かが起こるかも。
この里帰りがいつ終わるかわからないからそう思ってるのかもしれないけど、3人が出かけたときは静かでつまらなかったので、せいぜいもう少し楽しむしかないね。

姉里帰りからの一週間

姉が月曜から里帰りしている。姪っ子と甥っ子を連れて。
まあ当たり前だけど大変である。


母は月曜から金曜まで休みをもぎ取り(!)、この里帰りに備えていた。
タイミング悪く保育園で胃腸炎が流行しており、姪っ子は大事を取って今週ずっとお休みしていた。
それでもうダメだった。姪っ子は爆発している。今日も。
そもそも出産前に義兄の実家で預かられ、姉が帰ってきたと思ったら出産のダメージが治らず弱ってるし、甥っ子がいるから自分が一番じゃないし、と何もかもがストレスになっていると思う。冗談じゃなく、一番がんばってるうちの一人だ。
とはいえちょっとしたことで泣き叫ぶので母と姉が疲弊している。
母はすごい。にこにこして臨機応変に対応している。
姉もすごい。傷が痛むのに、姪っ子の駄々も辛抱強く諭している。
私といえば、姪っ子と風呂に入ったり姉の風呂中に甥っ子の面倒を見るくらいで、まあほどほどだ。そのほどほどですでにぐったりだけど…。
ここまででまったく話に上がらない父は、戦力外だ。
いまだに姪っ子の前で食べものの名前を出すし、風呂に入るまで長くて姉の時間がなくなるし、それを指摘すると「何もかも注意されて嫌になるよ!」とのこと。三年間何をやってきたんだろうと不思議に思うばかり。戦力外どころかむしろマイナスだ。
母親ってすごい。愛と忍耐の仕事だ。私にはできないし、もし出産しても二人目は無理だ。仕事をほぼ定時で上がって、少しお手伝いしただけでこんなに疲れるのだから。厳しすぎる。
とはいえ姪っ子も機嫌のいい時はかわいいし、甥っ子もかわいい。足がグレープフルーツの房みたいなのだ。
とにかく耐える。がんばろう。誰か無事を祈っていてほしい。

雑記(この1ヶ月近く)

ブログを書くのがずいぶん久しぶりになったと思う。
目安として1週間ごとに、と思っていたけど疲れて書けなかった。うまく言えない憤りとかもやもやに包まれた日々だった。
とりあえずひと区切りついた(と思う)ので書く。

先月の30日(金)から決算が始まり今月7日(金)に終結した。
自分の担当業務はたいしたことなく、後輩のフォローをしながらだったけど、一番大変だったのは仕事じゃなかった。
というのも今月1日(土)2日(日)で彼氏と会ったのだ。
先月の3連休で大阪に2泊3日したが、台風のため繰り上げで帰った。その時のしょんぼり具合が気の毒で、次の約束をしたのだった。
ほんとは決算で疲れ切ってるのは目に見えてたから断りたかったけど、そんなことできなかった。それぐらいのしょんぼりだった。
いざ会ったはいいものの私は疲労困憊、ホテルで事あるごとにお昼寝させてもらった有様だった。休ませてくれてほんとにありがたかった。優しい。
すごく困ったのは2日目だった。
二人でデパートをふらふら見て、通路のソファーで休んだ時に彼氏の寂しさが爆発した。
遠距離恋愛になったのは彼氏の転勤のためで、お互いにどうしようもない。とはいえ、なるべく寂しさを埋めるように行動している。
毎日LINEして毎週1〜2時間電話して毎月泊まりがけで会って、というのは私史上最強にがんばっている。決算で疲れ切ってるのに会うのだって、彼氏が会いたがらなければ私は絶対に行かない。だって休みたい。
寂しさの均衡が偏るのはしょうがない。片や私は部署も住まいも変わらず、片や彼氏は何もかも変わり友人もほぼいない。しかも激務。だからなるべく私が譲歩するようにしている。だけどそれが伝わらない…。
この日だけならしょうがないけど、会うたびに言われるとかなり滅入るのが正直なところだ。どうにもできない事でぐじぐじ言われ続けても解決してあげられないなら、ずっとそのままだ。
その場はなんとか収まったけど、次回もこうだったらどうしよう…と思いながらその日は終わった。
彼氏は寂しがりだから邪険にできないし、仕事の愚痴を吐こうにも私の10倍激務だから言いづらいし(大したことないって思われるのがイヤなのだ)、なんだかちょっと甘えづらい。これを解決していかないと長く付き合っていくのは難しいと思う。どうにかしたい。
ちなみにこの後私は「遠距離恋愛 彼氏 寂しがり」で検索した結果、お揃いのものを買う提案をすることになる。いい彼女してない?自画自賛するしかない。


甥っ子が誕生した。
逆子が治らず帝王切開となった。
いろんな人があらゆる祈りを捧げて、母子共に無事の出産となった。めでたい。
月曜からさっそく里帰りとなる。姉姪っ子甥っ子の3名がうちに来る。定員が2倍だ。
2ヶ月近くの滞在になるらしい。姉も不安だし母もこっそり不安だけどなんとか協力して乗り越えていきたい、
姉からは「赤ちゃんをかわいがると姪っ子が寂しがるので、姪っ子を構ってあげてください」とのオーダー。おば、ひと肌脱がねば。


paypayを始める手続きを始めた。
開始当初のクレジットカード情報流出でめっちゃ慎重になり、キャッシュレス決済からはずっと距離を置いていた。
友達との割り勘とかでそろそろやらなきゃ…でもめんどけさ…と思っていたが、Twitterで見かけた次のような一言が決め手となった。
「最新の技術やアプリも、やらずに倦厭しているうちにどんどん追いつけなくなる」
字面はほぼ違うが意味はだいたいこんな感じだ。
ハッとした。キャッシュレス決済はおそらくなくならないし、むしろ発展していく一方だろう。早めにやっておかないとついていけなくなる、と思い今日手続きしはじめた。
どうでもいいけど本人確認でまばたきの瞬間を撮られたのはとっても嫌だった。こんなんで何を確認するんだ。


ふと思い立って宇多田ヒカルのサイトを見た。
「ヒカルパイセンに聞け!」というそのサイトは、寄せられた質問に対してヒカルパイセンに扮した宇多田ヒカルが回答するものだ。最新作のひとつ前のアルバム発売時に募集と回答がされていた。
その中で目に留まったのが「出産等を経験された今、女であることに対して改めてどう思いますか?」という質問への回答だった。
「ずっと男になりたいと思っていたけど女でよかったぜ。」
なんだか泣きそうになった。説明すると野暮になるのでやめるが、今日読めて本当によかったと思った。


このブログを書けなくなった原因は決算期の疲れもあるが、一番は自分が面白くなくなったと思ったことだ。
ある日暇つぶしに大学の友人のツイートを遡っていたところ、比較して自分のツイートがつまらなさすぎることに衝撃を受けた。
え、つまんな!!と声が出そうになった。
そりゃ大ウケしようなんてこれっぽっちも思ってないけど、それにしてもあまりにも…。となってしまったのだ。
つまらない人間になったと思う。
昔は許せないものは断固として許せなかった。一生かけて背いて復讐してやりたいと思っていたくらいだ。尖りきってたなと思う。
人間は川の石がじょじょに丸くなるように、年月をかけて尖りがとれてゆくと思う。人間は性格の基本形が球体で、人それぞれどこかにへこみと尖りがあるというのが持論だ。
私もきっとじょじょに丸くなってきたのだと思う。
だけど同時につまらない人間になったと思う。
そのことに絶望した。
妄想の中で、世界一ムカつく後輩と飲んでべろんべろんに酔っ払ったらなんて言うかを考えていた。(こういう汚い本音は妄想の中でさえどうでもいい人間にしかさらけ出せない。窮屈な人間だ)
だいたいこんな風になった。
「絶望しかない。今がピークでここから先よくなる気配が全くしない。昔はあんなに絶対許せないものとか復讐心とかこなくそって思ってたのに今は牙を折られてしまった。何を諦めたのかももう思い出せない。早く死んでしまいたい」
病んでいる……………。
決算期が終わってからも体調を崩してしまい、メンタルも身体もガタガタで本当に大変だった。どうやったら回復できるのか見当もつかないほどだった。
だけど気づいたらなんとなーく回復していたのでよかった。
今も上の恨み言に対するカウンターはない。きっとしばらくはずっと抱えて生きていくことになる。
どうか表面に現れてくれるなよ、と切実に祈るばかりだ。

雑記(この1週間くらい)

最近舌が痛い。無意識に噛んでいるのだと思う。
寝不足やストレスのあるときに出がちな症状だ。
これだけ生きているとさすがに不調な時の傾向もわかつてくる。自分の体が手に取るようにわかる。半分は嘘かも。


急にぐんと寒くなってきた。
毎年、前シーズンに何を着ていたか思い出せない。
服をほんなに持つほど着道楽はしてないし、ファッションにそこまで強い興味も持っていない。パーソナルカラー診断を受けたけど結局考えるのは自分なのでむずかしい。
掛け布団に苦戦しながら、風邪をひかなければいいなと寝不足のせいである鼻をすする日々だ。


父が50万円のスピーカーを買った。
そして4年間お酒は月一にするらしい。
あの父が?本当に?え???? と声を荒げてしまった。反省。
がんばれ、父。


きのこ帝国が少し気になる。
数年前の関ジャムで聞いたクロノスタシスをなんとなく気に入ってAppleMusicに入れている。
次に出会ったのはこれまた関ジャムだ。最近の音楽情報はもっぱら関ジャムオンリーだ。
東京の歌特集みたいなコーナーだった。いろんな東京の歌が紹介される中に、きのこ帝国の東京が出てきた。東京らしさの薄い歌詞が評されていた。
佐藤千亜紀さんが言った。
「東京の歌はどれも東京を特別視していて、東京出身の人からするとこんなんじゃないと思う。だから、東京らしくない歌詞が書きたかった」
聞いて、うわ…!!と思った。鳥肌がたった。まったく同じ思いだった。
私もはしっことはいえ東京出身で、だけど普通の住宅街だ。最寄りの駅にはマックすらない。
他県から見た東京はきっときらびやかで、だけど私の日常の地元はふつうだし、どことも同じようなありふれた日常を送っている。
それからまた東京をAppleMusicに入れているし、さっきもシャッフルで出会った他の曲を入れた。
番組の後に調べたらきのこ帝国、活動休止しているらしい。なんと。くやしいけれど、ゆっくり曲を聞いていこうと思った。


先日前の部署の元上司がたまたま本社に来ておりしゃべった。夜にはLINEがきており、今度飲もうって話になったが「いいですね〜!」と言いながら私は乗り気じゃなかった。
理由は2つ。1つは元上司は昔私のことが好きで、彼氏のいる状態では会いたくない。でもこれは控えめな理由だ。
本命はもう1つ。うまくしゃべれないからだ。
なんというか、しばらく会わなくなると周波数が合わなくなるのだ。
元上司はそれなりに毒気のある人で、先日も遺憾なく発揮していた。さすがだ。ただ、いっしょに仕事をしていた当時ならともかく、今の活力や元気を失った私ではたぶんサシ飲みの場でその毒をさばけない。私の言うこともきっと元上司にはうまく適合しない気がする。
LINEしてた日は社内でも懇親会禁止となっていたので、まあ解除はまだ先だろう…その頃には忘れてるはずだ…と思っていたら、なんと昨日解除された。うそだろ!!????
上司からは夜中3時に「ほんでいつごろがいい?」とLINEがきた。3時って。遅いし早い。
悩みながらついさっきまで置いておき、彼氏いるんで普通の後輩として行きますけどいいですか?と返した。ひええ…。
ちなみにこの文章を打っている間に返信がきた。酔ってて送りました、彼氏とお幸せに、だそうで。ほほう…。