雑記(この1ヶ月近く)

ブログを書くのがずいぶん久しぶりになったと思う。
目安として1週間ごとに、と思っていたけど疲れて書けなかった。うまく言えない憤りとかもやもやに包まれた日々だった。
とりあえずひと区切りついた(と思う)ので書く。

先月の30日(金)から決算が始まり今月7日(金)に終結した。
自分の担当業務はたいしたことなく、後輩のフォローをしながらだったけど、一番大変だったのは仕事じゃなかった。
というのも今月1日(土)2日(日)で彼氏と会ったのだ。
先月の3連休で大阪に2泊3日したが、台風のため繰り上げで帰った。その時のしょんぼり具合が気の毒で、次の約束をしたのだった。
ほんとは決算で疲れ切ってるのは目に見えてたから断りたかったけど、そんなことできなかった。それぐらいのしょんぼりだった。
いざ会ったはいいものの私は疲労困憊、ホテルで事あるごとにお昼寝させてもらった有様だった。休ませてくれてほんとにありがたかった。優しい。
すごく困ったのは2日目だった。
二人でデパートをふらふら見て、通路のソファーで休んだ時に彼氏の寂しさが爆発した。
遠距離恋愛になったのは彼氏の転勤のためで、お互いにどうしようもない。とはいえ、なるべく寂しさを埋めるように行動している。
毎日LINEして毎週1〜2時間電話して毎月泊まりがけで会って、というのは私史上最強にがんばっている。決算で疲れ切ってるのに会うのだって、彼氏が会いたがらなければ私は絶対に行かない。だって休みたい。
寂しさの均衡が偏るのはしょうがない。片や私は部署も住まいも変わらず、片や彼氏は何もかも変わり友人もほぼいない。しかも激務。だからなるべく私が譲歩するようにしている。だけどそれが伝わらない…。
この日だけならしょうがないけど、会うたびに言われるとかなり滅入るのが正直なところだ。どうにもできない事でぐじぐじ言われ続けても解決してあげられないなら、ずっとそのままだ。
その場はなんとか収まったけど、次回もこうだったらどうしよう…と思いながらその日は終わった。
彼氏は寂しがりだから邪険にできないし、仕事の愚痴を吐こうにも私の10倍激務だから言いづらいし(大したことないって思われるのがイヤなのだ)、なんだかちょっと甘えづらい。これを解決していかないと長く付き合っていくのは難しいと思う。どうにかしたい。
ちなみにこの後私は「遠距離恋愛 彼氏 寂しがり」で検索した結果、お揃いのものを買う提案をすることになる。いい彼女してない?自画自賛するしかない。


甥っ子が誕生した。
逆子が治らず帝王切開となった。
いろんな人があらゆる祈りを捧げて、母子共に無事の出産となった。めでたい。
月曜からさっそく里帰りとなる。姉姪っ子甥っ子の3名がうちに来る。定員が2倍だ。
2ヶ月近くの滞在になるらしい。姉も不安だし母もこっそり不安だけどなんとか協力して乗り越えていきたい、
姉からは「赤ちゃんをかわいがると姪っ子が寂しがるので、姪っ子を構ってあげてください」とのオーダー。おば、ひと肌脱がねば。


paypayを始める手続きを始めた。
開始当初のクレジットカード情報流出でめっちゃ慎重になり、キャッシュレス決済からはずっと距離を置いていた。
友達との割り勘とかでそろそろやらなきゃ…でもめんどけさ…と思っていたが、Twitterで見かけた次のような一言が決め手となった。
「最新の技術やアプリも、やらずに倦厭しているうちにどんどん追いつけなくなる」
字面はほぼ違うが意味はだいたいこんな感じだ。
ハッとした。キャッシュレス決済はおそらくなくならないし、むしろ発展していく一方だろう。早めにやっておかないとついていけなくなる、と思い今日手続きしはじめた。
どうでもいいけど本人確認でまばたきの瞬間を撮られたのはとっても嫌だった。こんなんで何を確認するんだ。


ふと思い立って宇多田ヒカルのサイトを見た。
「ヒカルパイセンに聞け!」というそのサイトは、寄せられた質問に対してヒカルパイセンに扮した宇多田ヒカルが回答するものだ。最新作のひとつ前のアルバム発売時に募集と回答がされていた。
その中で目に留まったのが「出産等を経験された今、女であることに対して改めてどう思いますか?」という質問への回答だった。
「ずっと男になりたいと思っていたけど女でよかったぜ。」
なんだか泣きそうになった。説明すると野暮になるのでやめるが、今日読めて本当によかったと思った。


このブログを書けなくなった原因は決算期の疲れもあるが、一番は自分が面白くなくなったと思ったことだ。
ある日暇つぶしに大学の友人のツイートを遡っていたところ、比較して自分のツイートがつまらなさすぎることに衝撃を受けた。
え、つまんな!!と声が出そうになった。
そりゃ大ウケしようなんてこれっぽっちも思ってないけど、それにしてもあまりにも…。となってしまったのだ。
つまらない人間になったと思う。
昔は許せないものは断固として許せなかった。一生かけて背いて復讐してやりたいと思っていたくらいだ。尖りきってたなと思う。
人間は川の石がじょじょに丸くなるように、年月をかけて尖りがとれてゆくと思う。人間は性格の基本形が球体で、人それぞれどこかにへこみと尖りがあるというのが持論だ。
私もきっとじょじょに丸くなってきたのだと思う。
だけど同時につまらない人間になったと思う。
そのことに絶望した。
妄想の中で、世界一ムカつく後輩と飲んでべろんべろんに酔っ払ったらなんて言うかを考えていた。(こういう汚い本音は妄想の中でさえどうでもいい人間にしかさらけ出せない。窮屈な人間だ)
だいたいこんな風になった。
「絶望しかない。今がピークでここから先よくなる気配が全くしない。昔はあんなに絶対許せないものとか復讐心とかこなくそって思ってたのに今は牙を折られてしまった。何を諦めたのかももう思い出せない。早く死んでしまいたい」
病んでいる……………。
決算期が終わってからも体調を崩してしまい、メンタルも身体もガタガタで本当に大変だった。どうやったら回復できるのか見当もつかないほどだった。
だけど気づいたらなんとなーく回復していたのでよかった。
今も上の恨み言に対するカウンターはない。きっとしばらくはずっと抱えて生きていくことになる。
どうか表面に現れてくれるなよ、と切実に祈るばかりだ。